Bless you!

もう、なんなんでしょう。
また熱が出ました。
ちょっとからだが楽になったので、
日記書いてます。
ほんとは今日高校の友達と代官山の展示を観に行こうって約束してたのに。
パーです。久しぶりだったのに。
いっぱい話したいことあったのに。
ちょっと前まで元気が取り柄だったのに〜
高校皆勤賞なのに〜
いいいいい
今回の熱と、前回の気管支炎。
原因は同じような気もします。
今までどんだけ頭使ってなかったんだ、って話です。
そうです、知恵熱だと思うんです。

Christmas Eve

卒制とか、絵本とか、
制作ばかりしていて、大好きなアニメーションを観ることを忘れていました。
考えてアウトプットするばかりで、インプットすることを忘れていた。
さっき、YouTubeでジョルジュ・シュヴィツゲベルを観たら
なにふさぎ込んでるんだ、わたし。
と、我に返りました。
昨日はレセプションパーティーだったんですが、
そりゃもう、その前に色々ありまして、
また考え込んで、
シャンパンとビールともつ鍋に助けてもらいました。
でも、酔うと調子に乗る癖直さないと。
うぐぐ。しかし。なんだかやっと、お酒の楽しさがわかってきた気もします。
クリスマスイヴくらい、笑って過ごしましょう。

What is the matter?


今日は作画合宿。
生きるとか死ぬってなんなんだろ。
夕飯のあと、そんな話をしました。
下の姉と私が生まれるあいだに、母は実は妊娠していたと聞いたことがありまして。
そのときの命は残念ながら生まれることはなかったようなのですが、
もしそのときその命が順調に育って私の前に3人目の子どもが生まれていたら、
きっと私は今、この世にいないってことなんだな。
と、不思議に思います。
私の家族はみんな健康で、22歳の今まで、
身内のお葬式に出たことはありません。
身近な人が死んでしまったら、
どうやって立ち直ればいいのか、想像もつきません。
12月も末なのに、春が早く来すぎたような生温い夜が、
変な気持ちにさせるのかね。
風強でぐんぐん動く白い雲の隙間から、
冬の星座がはっきり見えるのに、なんでこんなにあったかいのかしら。
洗濯大好きの私は、さっそく真夜中から洗濯ものを干しました。

そしてあるできごとが、
4年前に病気で亡くなった同級生のお通夜を鮮明に思い出させて、
涙が止まらなくなりました。
明日、目が線になっていても、どうかお気になさらずに。

May

今日バイト帰りに会った大学の友達に誘われて、
大木裕之さんという映像作家の年末上映会に行って来ました。
私の中で、現代作家の映像作品といばアートアニメーションか短編映画であって、
メディアアート(ビデオアート)には抵抗があったのですが、
大木さんの作品は共感できるほど、良かったです。
一人の人間が個として観る「5年間の5月」の映像なのですが、
だれもが体験している5月に変わりないんだなって思いました。
私も彼のように一人で考えていることを、
自分のまわりの空気をビデオに撮るように、
ぶつぶつと心の中をしゃべりながら、カメラを据えていれば、
似た部分の何か、撮れるような気がしました。
個人の記録なのに、共感できると言うことに感動したというか、
新しい世界を観たというか。
これからはアートも食わず嫌いしないようにしよう。
そして同時に今日はいろいろ考えた。
親、性、芸術、、、
考えたら切り無いけど、
私はけっこう何でもすんなり認められる。
認めてしまう性格なので、ある人から観ればそれは寛大でおおらかで、
よく見えるかもしれないけど、
ある人から観ればそれはただ他人に甘いだけで、
結局その人のためになっていなから、ただの無責任・冷酷。
でも、認めてあげないとどうにもいかないものってたくさんあるじゃなかい。
とか、いろいろ考えて、
結局愛想笑いしかできない自分が、
スリープしたパソコンのモニタに反射していて
自己嫌悪で気持ち悪くなりました。とさ。

WALL・E


pixer最新作のウォーリー、観てきました。
予告編を観ただけで泣いたので、期待して観ました。
期待以上です。
すごく良かったです。
pixerアニメーションは今まで全部映画館に観に行っていて、
前回の「レミーのおいしいレストラン」と前々回の「カーズ」は、
そんな私にとって、ちょっとガッカリな感じ(お話の部分で)だったので、
今回は大満足です。
話の構成、アニメーション技術、音楽、音響…全部良かったです。
レミー…」のときより明らかに技術が上がっていて、
カメラワークとピントのぼけ具合とか本当に実写のようでした。
pixerの映画は本編と同時上映で、短編もやるんだけど、
今回は「マジシャン・プレスト」でした。
こちらもとっても良かった。
夏に広島で一足先に上映されてました。
アイディアがおもしろいな〜って。
普通にやったら死にますけど(笑)。
最初に「pixer cartoon」と出て来るあたりは、
1920年代のウォルト・ディズニーマックス・フライシャーのオマージュ(?)。
だからあんな無理な動きを…(笑)
これもアニメーションだから笑えること。できること。
アニメーションってほんと、無限でおもしろい。
ウォーリーの方は、まず始まり方が今までのpixerと違いました。
実写のSF映画風の始まり方。
いつもなら、簡単なストーリーをまとめたような2Dのオープニングアニメーションが
挟まるんだけど、今回はいきなり始まった。音楽とともに。
劇中では何度も実写の映画を観るシーンがあって、
それがいっそうリアルさを増していた気がします。
今回特にすげーなと思ったのは煙。
本物すぎる。砂のひとつぶひとつぶちゃんと動いてる…
途方もない作業なんだろうなぁ。
内容は、藤子・F・不二雄のSFっぽいです。
手塚治虫でも宮崎駿でもない、藤子・F・不二雄の、SF。
これは私が単にドラえもん好きだからそう思うだけなのかもしれないけど。
「アニマル惑星」と「ブリキの迷宮」を足したような部分が。
(ゴミであふれた星を捨てる→アニマル惑星、
人間がからだを使わずに毎日が日曜日の生活→ブリキ。)
あと、藤子ではないけど、日本のアニメの「プラネテス」の要素も。
(宇宙船で出たゴミを宇宙空間に捨てる)
ウォーリーがイヴに恋するシーンではルイ・アームストロングが流れて、
今まで動こうとしなかった人間の艦長が、
反逆を企むオートに殴り掛かかるシーンには「2001年宇宙の旅」の
最初のシーンの音楽。
ウォーリーのお気に入りのミュージカル「ハロー・ドーリー!」。
音楽も良かったです。
ウォーリーは太陽光で充電するんだけど、
それが完了するとmacの起動音が鳴るのがおもしろかった。
あと、iPodを使っていたり、イヴが明らかにmac仕様だったり。
途中、ウォーリーとイヴは故障したロボットたちと仲間になるんだけど、
そのロボットたちがいる修理スペースが精神病棟みたいだった。。
カッコーの巣の上で」を思い出しました。
エンドロールの長さにもびびりましたが、
その間も飽きさせない演出。それはpixerではおなじみだけど。
古代の壁画から始まって、スーラやゴッホの名画、最後はファミコン
ドット絵の中にウォーリーたちがいて、とってもかわいかったです。
根本に環境問題がある時点で、
この話は、地球が今環境破壊に向かっているからこそ生まれたんだなと思います。
でも実は環境問題は大昔からあったことで、
自然科学ゼミで知ったんだけど、
例えば四大文明はそれが原因で消滅したわけです。
だから何度地球に危機が訪れても、私たちはたぶん再生する力があるんだと思います。
地球を捨てないで、また何度でも戻って来るとこができるんです。

Boys, be ambitious!


雨の音落ち着く。(6月生まれの宿命)
最近pixivのROM専を卒業して、
自分のイラストを何点か投稿してみたんだけど、
http://www.pixiv.net/member.php?id=219486
載せるとちょっとでも反応があって楽しいです。
自分の絵を大好きになるまで、絵は描きたいです。
実はまだ全然好きじゃないです。
中学や高校の時から、授業中とかテスト中に描く落書きの方が
上手くいったりする。
それでも日によってまちまちで、
字でも同じことが言えます。
pixivに同じ科の人がたくさんいて、
その人たちのブログや作品を見ていると、
私はまだまだだなって思う。
私から向上心をとったら何も残らない気がする…
留学だってそう。
夢を叶えたい=向上心 なのかな。
私は最近つくづく、絵を描く人で良かったなと思います。

こんな雨の日は、アイスランドSigurRos
http://www.emimusic.jp/intl/sigurros/
インタビューでいいこと言ってます。
2人目の彼に共感。

Vilhelm Hammershøi


上野の国立西洋美術館で開催されている
ヴィルヘルム・ハンマースホイ展に行ってきました。
銀杏の葉っぱが地面いっぱいに上野公園を覆っておりました。
偶然にも生温い風とどんよりした空が、ハンマースホイの絵みたいな今日。
ハンマースホイの絵は、風景画も肖像画もグレーが基本で、
とても好みでした。
私がコペンハーゲンに行った時の、乾燥した冷たい空気を思い出しました。
写実的なんだけど、どこか不気味。
フェルメールに影響されていたらしいけど、
フェルメール程の温かみはなくて。
でも人物のモデルは、本当に親しい人物しか描かなかったそう。
ハンマースホイの描く人物は、背中を向けていたり、
正面を向いても顔はぼやかされていたり。
妻をモデルしていることが多いんだけど、
リアルというか、愛している人を美しく描くという気はむしろ全く感じませんでした。
正直、練り消しみたいな緑色の肌と、目のくぼみと、隈、皺は美しさを感じることはなく、ただ不気味に見える。
人物がいない風景画の空は全部曇り空。
宮殿の窓が1つだけ開いていて、それによって人が住んでいることがわかる程度の景色。
ハンマースホイは、パリやローマやロンドンに旅行してもあまり風景を描くことはなく、
コペンハーゲンの全く人物がいない風景を描き続けました。
ドアが開かれた部屋。
生活感のない部屋の冷たい空気を感じました。
同時代のデンマークの画家、ピーダ・イルステズとカール・ホルスーウの絵も展示されていたんだけど、
いくらハンマースホイの影響を受けていたとはいっても、
似すぎててむしろ笑えました。
でもハンマースホイの不気味さはなくて、当時はイルステズとホルスーウのほうが評価高かったらしいです。
私の思うデンマークはイルステズの絵に近いけど、
絵としてはハンマースホイの不気味さが大好きです。
私の一番好きな天気は、今日のような「今にも雨が降りそうな曇り」だから。
http://www.shizukanaheya.com/