Kid A

トム・ヨーク

Kid A=少年A
Radiohead
私がレディオヘッドに出会ったきっかけは、
「Therethere」のPVです。
あの不協和音と、それに似使わぬグリム童話のような暗いおとぎ話。
おとぎ話…といえばこの、「KidA」です。
曲、音、にまずやられたわけですが、
よくよく見るとこの歌詞、
「ネズミと子供の群れがぼくについて街の外へ…」
これは!イソップ童話の「ハーメルンの笛吹き」ではないですか!!
昔からディズニーのシリーシンフォニーシリーズのイソップ童話をよく見ていたので
ハーメルンの話はよく知っていました。
そしてかなり好きでした。
ちょっと前の日記にも書いた通り、今でもよく見ます。
なんかドイツ独特のおとぎ話によくある毒がかなり濃くて怖いです。
これまたレディヘの曲だから怖さ倍増。。
そして高校3年のとき、それを裏付ける恐ろしい話を聞いた。
なんと「ハーメルンの笛吹き」は実話だそうです。
世界史の授業で聴いたんだけど、十字軍の授業だった。
十字軍には少年十字軍というのがあって、ドイツの美少年だけを集めた十字軍でした。
そしてその十字軍を集めるためにハーメルンに派手な服を着た男がやってきて
子供達を何百人も引き連れてハーメルンの街から消えてしまったらしい。
童話の中ではまず男はネズミを街から追い出すけど、
なぜネズミかと言うと、当時ヨーロッパではペストが大流行していて、
人口の2/3が死んでしまいました。
そしてそのペストの原因がネズミではないかと言われていました。
その話を聞いたときは本当にぞくっとしました。
わたしは子供の頃から「神隠し」が異常に怖かったんです。
ある日突然子供が消えてしまう。
今の世では誘拐などがまず考えられますが、
(昔もあったんだろうけど)神隠しはとにかく怖いです。
ドラえもんの「日本誕生」でドラえもんのび太たちに神隠しの説明をしているシーンも超怖いし。
でも、世界史でその話を聞いてからますます「KidA」が好きになりました。
何考えてるの、トム・ヨーク!!
かっこよすぎるよ!!!!

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