ギルバート・グレイプ

「ギルバート・グレイプ」1993　アメリカ
監督 ラッセ・ハルストレム
脚本 ピーター・ヘッジス
出演者 ジョニーデップ、ジュリエット・ルイス、レオナルド・ディカプリオ

28・29と金曜ロードショーの特別編成で「タイタニック」がやって、
２日間見逃さずに見入ってしまった。
何回も見てるはずなのに号泣です。
公開当時は小学生で、当時中学生だったミーハーな姉がレオ様に夢中になり、
ビデオボックスみたいのまで予約して買ってた。
（その次はブラピにはまってたなw)
それを何度も見てたので内容とか、台詞とか覚えてるのに、
久しぶりに見たらまた泣いた。
いやぁもう、素晴らしかった。
好きなシーンは、弦楽隊が混乱のタイタニックの甲板でずっと演奏して
その曲に合わせて、船とともに人生を終わる事を決意した人たちを
ゆっくりと追っていくところ。
ベッドの上で手を握りあう老夫婦、３等部屋のベッドでおとぎ話をしながら子どもたちを寝かしつける母親、
最後まで紳士的でありたいとブランデーを飲む紳士、船を設計した設計士、船長…
それぞれ恐怖を乗り越えて、死を決意した。
混乱の中で死んでゆくよりはいいと思ったのか…
哀しい…
そんなわけで、ディカプリオ関係ない話になったけど、
ディカプリオがたまらなくかっこ良かったんです。
そして私がディカプリオ出演作品の中で一番好きなのが「ギルバート・グレイプ」です。
主演はジョニー・デップなんだけど、自閉症の知的障害のある弟役がディカプリオ。
この兄弟イケメンすぎるだろw
まだ１９歳だったディカプリオだけど、この役でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされてました。
とにかくすごい可愛い。
そして演技がうまい。本当に障害者みたいな
あんな顔なのに！
ラストの方で、母親が死んででもそれに気付かずに話しかけ続けて、
母親がなにも反応しなくて、本能的に死んでると気付いたとき。
混乱して泣きながら自分の頭を叩き続ける。
思い出しただけでじんわりくる…
映画全体のストーリーも好きだし、ラストも好き。
結構、大好きな映画ランキング上位に入るかも
最近忘れてたけど、やっぱ大好きな映画。
私はどうやら障害者の出て来る話に弱いみたい。
知的障害者の人は、すごく心がきれいなんだろな、って思う。
良い映画を見るとね、
好きなのは「レインマン」「フォレストガンプ」「カッコーの巣の上で」「シャイン」「パッチアダムス」「サイモンバーチ」
障害者を演じる俳優はみんなうまくて、実際に一緒に暮らして動作やクセを練習したらしい。
だからすごく自然で、本当に優しく見れる。
でも実際にはきっと純粋な人ばっかじゃない。
怖い人も多い。
車いすを使ってるからっていつも弱い立場にいるわけじゃない。
（アウトッレットでバイトしてるときに、車いすにお客さんとちょっとトラブルがあって「良い人」ばかりじゃないんだなって思ったし、
高校生の時、知的障害者の男の人は駅の床にへばりついて女子高生スカートの中をいつものぞいてて、私ものぞかれたときに
駅員さんに言いにいったら、障害者だから注意できないって言われてショックだった）
最近日本で障害者が主人公のドラマが多いけど、
はっきりってイライラするから見れない。
演技が下手。演じるからにはもっと研究してほしいです。
映画程作り込めないならやらないでほしい。
最近日本のドラマに出てる人はモデル出身とかが多くて顔は可愛いけど、
演技うまいのかなぁ？
モデルと俳優は全然違う職業だとおもうんだけど。
まだ芸人の方がうまい。
あときれいに表現しすぎ。
（実際にバスとかで一緒になるとずっとよだれ出てて正直臭い。
ていっても、終電のおっさんだって同じくらいよりもっと臭いから我慢するけど。）
障害をもってれば感動させられるとおもってるのか、ストーリーも面白くない。
障害者を弱く描いて健常者が悪者にされてる。
障害者をとりまく人物だけが優しくて、世の中の人は冷たい。
私の通ってた小学校は聾学校や盲学校とすごく近くて、
よくそこの生徒と遊んでたけど、
遊んでると、盲学校の子はさすがに走ったりできないけど、
聾学校の子は学校以外で会っても普通に手を振ったり、
足はやい子はクラスの代表でリレー選手になったりしてた。（近いから運動会は合同）
足が悪い子とかも徒競走で一緒に走ったし、休み時間はドッジボールした。
だから私の場合、障害のある人に対して、特別に優しくしたり、つらく当たったありしたくないし、
できないです。

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