グレゴールとおばあちゃん

ショートムービーが好き。
10分〜15分で感動を味わえるのはすごいことです。
映画も好きだけど、ショートムービーの方が観やすくて好きかも。
今まででいちばん泣いたショートムービーは、
ドイツの「グレゴールとおばあちゃん」という話。
10分の実写映画なんだけど、
泣かせます。
グレゴールは発明家の青年。たぶん20代前半。
足の悪いおばあちゃんと二人暮らし。
あばあちゃんもグレゴールもお互いに大好きで、
足の悪いおばあちゃんのお世話をしている。
でも近所のおばあちゃん友達は、
グレゴールの事を思ってか(グレゴールはありがた迷惑と思っている)
おばあちゃんに老人ホームに入る事を勧めてくる。
このおばあちゃん友達3人のやり取りがとても面白い。
おばあちゃんは、自分がグレゴールに迷惑をかけているんじゃないかと
老人ホームに行こうと思っているが、
やっぱりグレゴールと暮らしたい。
グレゴールはおばあちゃんが自由に歩けるような機械を発明しようと試行錯誤。
おばちゃんの補講補助器具は完成したけど…
みたいな。
映像もきれい。
ドイツの田舎の風景がきれい。
朝もやのかかった池がきれい。
わずか10分の映像で、ラストシーンで一気に泣ける、そんな映画です。